手術後3日目ということで、今日も動物病院に愛犬サクラさんの様子を見に行きましたが、「ク~ン、ク~ン」と滅多に甘えた声を出さないサクラさんが、おウチに帰りたそうに泣いていました・・・。
もう少し我慢して、腫れが引いてきたら帰ろうね♪頑張ってねサクラさん。
前回の膝蓋骨脱臼から発展して更に重症になってしまった犬の前十字靭帯断裂ですが、どのような原因や症状、治療法があるのでしょう?
愛犬が足を地面につけずに宙ぶらりんの状態は、見ていてかわいそうで心配になります・・・。
ということで、今日は愛犬サクラさんに降りかかった更なる不幸で「愛犬が前十字靭帯損傷・断裂?治療法や手術とリハビリなどまとめ」です。
愛犬の足がまたびっこ・けんけん状態で膝蓋骨脱臼から前十字靭帯断裂になった?
前回、突然のアクシデントで膝蓋骨脱臼のケガを負った愛犬のパピヨンのサクラさん。
痛み止めのお薬を飲んだら痛みを感じないのか、すぐに調子に乗って4本足で翌日には走り回っていました。
そして案の定、また「キャイン、キャイン」と痛めたようでした・・・・。
お調子者の愛犬サクラさんは、再度3本足でびっこ・けんけん状態になったのですが、3本足で庭に出たり、お散歩にも行く愛犬サクラさん。
だんだん回復するだろうと2日くらい様子をみているけど、いつまでも地に足をつけずにびっこ・けんけん状態でした・・・。
「膝蓋骨脱臼が悪化してしまったのか?」と考えた私達は、再度動物病院に愛犬のサクラさんを連れて行きました。
なんと、愛犬サクラさんは膝蓋骨脱臼は治ったのに、前十字じん帯が損傷か断裂の疑いになりました!
足を前後にした時に痛がる?犬の足がびっこ・けんけん状態になる前十字靭帯断裂、損傷とは?
スポーツ選手などが前十字靭帯断裂や損傷でケガをするというのは、ニュースなどでよく聞いた事がありました。
前十字靭帯損傷、断裂の診断には動物病院の先生による触診、レントゲン検査で診断してもらいました。
愛犬サクラさんの場合は、最初の診断で足を前後にすると痛がるということで前十字靭帯の断裂または損傷の疑いで1週間様子見でしたが、その後の診断で前十字靭帯が切れかかっているということでした・・。
犬の前十字靭帯断裂、損傷の原因や症状、治療法を説明してもらいましたので紹介します。
犬の前十字靭帯損傷、断裂の原因
靭帯は強い線維組織でできていて、2つの骨を連結しているものです。
膝には、腿と脛を繋ぐ靭帯がいくつもあり、前後の膝の運動の安定の為にある交差する靭帯のひとつが前十字靭帯です。
前十字靭帯が損傷や断裂する原因として
- 事故や激しい運動などによって膝を捻ったり、膝に強い力がかかってしまった時
- 肥満犬で常に膝に負担がかかっている時
- 老化によって靭帯が弱くなっている犬
前十字靭帯と後十字靭帯では、前十字靭帯の方が細いため先に切れてしまうようです。
飼い主さんも見極めれますが、動物病院で診断してください
犬の前十字靭帯損傷、断裂の症状
膝の前十字靭帯が断裂すると、大腿骨が脛骨の上を前後に滑るようになります。
前十字靭帯断裂の症状として、片足を常に浮かしたびっこ・けんけん状態になる(立っている時orゆっくり歩く時は足を着いている事もある)になります。
軽度の前十字靭帯損傷の場合は、数日すればよくなることもあります。
しかし、足を使い続けていれば断裂し、痛がる、さらに進行すれば異常な摩損や剥離のために関節炎を起こしてしまいます。
膝蓋骨脱臼もびっこ状態になるので参考にしてください。
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高い!犬の前十字靭帯断裂の治療法や外科手術の方法、手術費
犬の前十字靭帯が切れかかっていると診断された愛犬のパピヨンのサクラさん。
私たち家族は、愛犬サクラさんが早く歩いたり走ったりできるように、前十字靭帯断裂の治療法で外科治療を選択しました。
犬の前十字靭帯断裂の治療法や手術費用を説明していきます。
治療法は内科治療と外科治療の2種類
犬が前十字靭帯断裂になってしまった場合、前十字靭帯の程度によって治療法は2種類あります。
- 内科治療
- 外科治療
それぞれ、前十字靭帯断裂のケガの具合や犬の具合によって治療法が変わります。
同じように前十字靭帯断裂の治療法で悩んでいる飼い主さんの質問も参考にしてください。
内科治療
①の犬の前十字靭帯断裂の内科治療は、比較的軽度の断裂の場合で、体重が軽い、おとなしい犬であれば
- 痛み止めのお薬
- 運動制限をする
- 休養をして、関節の周りの筋肉を強くしていき自然回復をさせる
このような内科治療が行われます。
治療の過程で、サプリメントなどで関節の機能をゆっくり回復させてあげてください。
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サクラさんの症例!外科治療
②の犬の前十字靭帯断裂の外科治療は、重症or体重の重い犬、運動の激しい犬の場合は靭帯修復手術となります。
ただし、どちらの治療法も動物病院の先生とよく相談しましょう!
もちろん、愛犬のパピヨンのサクラさんは体重はカイくんよりは軽いのですが、大人しくないです・・・。
なによりも3本足歩行の姿がかわいそうなので、一刻も早く元通り元気な姿になって欲しいので②の外科治療で手術となりました。
日々、犬の医療技術も進歩しています♪
犬の前十字靭帯断裂の外科手術の方法、手術費
犬の前十字靭帯断裂の外科手術は日々進歩していて、色々な方法があるそうです。
- 人工物や他の靭帯から前十字靭帯を形成する再建手術
- 膝関節を安定させるために、関節の外部に代わりのものを装着させる手術
- 骨を変形させて、大腿骨がずれないようにする手術
などなど、色々あるそうです。
ただし、動物病院によっては外科手術ができない、設備が整っていなくて手術ができないという事もあるそうです!
かかりつけの動物病院の先生とよくご相談してくださいね。
院長先生が休みの日なのに執刀してくれて助かりました
今回愛犬サクラさんの場合は、かかりつけ動物病院では1ヶ月に2,3件前十字靭帯断裂の手術を行っている&その為に手術設備が整っているということで外科手術もすんなりいきました。
そして、なによりも院長先生が休みの日なのに、わざわざサクラさんの為に前十字靭帯断裂手術の執刀してくれたのも助かりました。
私の家のご近所の動物病院ですが、人気で若い先生もたくさんいて院長先生も気さくな方でホントに助かります。
犬種で異なる!犬の前十字靭帯断裂の手術費用
今回の愛犬サクラさんの場合は前十字靭帯は断裂していなく、伸びきった状態だったそうで、骨と骨に穴を開けて釣り糸のようなもので外部からしっかりと固定という手術となりました。
前十字靭帯の手術費用は5万円+入院費、注射などもろもろとなります・・・。
この手術中に抜歯された怖い病気についても参考にしてください。
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根尖膿瘍とは?愛犬が手術中に抜歯!?歯磨きをしないとなる怖い病気まとめ
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まとめ 犬の前十字靭帯損傷・断裂は手術後はしっかりとリハビリやケアが大事です
運動量の多い犬や肥満犬、老犬などがなりやすい前十字靭帯断裂は、片足でケンケン状態になります。
前十字靭帯断裂の治療法は内科治療、外科治療とありますが、どちらがよいかは状況をよく考えて動物病院の先生とご相談ください。
まだ入院中の愛犬サクラさんですが、骨に穴をあけたなどの手術な為に腫れがひいてくる&食欲があってちゃんとご飯を食べる状態になれば自宅療養でよいそうです。
だいたい腫れが引く1週間くらい入院が必要との事で、サクラさんは今も動物病院で泣いています・・・。
自宅療養&手術後のリハビリ
- 肥満犬の場合は関節に負担がかからないように、食事制限をする。
- 外科手術の場合は最初は激しい運動は控えるが、関節の筋肉を強化して固定するために運動させてください。
愛犬サクラさんは絶対に腫れがひくまで大人しくできない&運動は問題ないです・・・。
ということで、とりあえず動物病院のゲージの中で大人しく・・・するわけもなく、今日も様子を見に行ったら冒頭のように泣いているし、前足でゲージをガシガシとやっていました・・・。
あれは絶対帰ってきたら、今までゲージに閉じ込められたストレスで暴れそうです・・・・。
その後のサクラさんの回復は、関節の筋肉は「付きすぎなくらいついていて、もしかしたら反対側の足を痛めるかも?」と先生に言われたくらい回復しました!
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サクラさんのケガ対策のフローリングマットやペット保険の選び方について参考にしてください。
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